Shin Nishimura, Miyabi (PHENOMANA)

2010.7.6| INTERVIEW

moduleで最も長く続くパーティーの1つ”PHENOMANA”が7月17日(土)に7周年を迎えます。レジデントのShin Nishimura、Miyabiの2人が仕掛ける”自由で囲いの無いパーティー”の軌跡、これからの”PHENOMANA”について話を聞きました。

 

Shin Nishimura

Shin Nishimura

 


 

水っ気の少ないパーティーが成立するのは、どちらかというと日本とドイツぐらいしかないんですよ。後はどうしてもナンパだったり、泥酔だったり、よりもっとセクシーな(笑) 人間模様がどこにでもある。

 


 


-そもそもフェノマナを始めるきっかけとなったのはなんだったんでしょうか?当時の経緯を教えてください。

Shin(以下、S): まだ上海に住んでる時の2001年から東京でPlus Tokyoを始めて、2002年に東京に移り住み始めたんですが、Plusは大きな箱で外国人重視、またテクノ重視ってとこが強くて、もっと日本人のDJの人達と交流も含めて、自由にやれる小箱で別のパーティーを始めたいな!と思い、やらせてもらうようになりました。やるに当たって最初はPlusのスタッフの人にやってもらってたのですが、2回目からCoqdo Recordsでミヤビと出会い、何かやけに僕に優しくしてくれるので(笑)、誘って一緒にやるようになってもう7年になります。

-フェノマナと言えば、ハウスなグルーヴだったり、ミニマルだったりと広義の意味でのテクノがもつ音楽の多様性を楽しめるパーティーだと思うのですが、フェノマナのコンセプト、狙いはどんなものなんでしょう?

S: 僕はUKでクラブシーンに触れたので、どちらかと言うと一つのジャンルに偏るクラブ遊びをしてきたわけじゃなかった。なのでアシッドハウスにしても、ハウスにしてもテックハウスにしてもテクノでも、小箱にしかできない自由な事があるので、それを突き詰める事がコンセプトです。

-7年も続くというのはすごいことだと思います。小学校卒業できますから。色々なことがあったと思いますが、その中でも記憶に残っていることだったり、ターニングポイントになったところだったり、印象的だったことを教えてください。

Miyabi(以下、M): moduleの3周年アニバーサリーと絡めてゲストにTASAKA君を呼んでフェノマナを開催した時が印象に残ってます。DJとお客さんが音を通して掛け合い勝手に良い流れでパーティーが動いていく感覚が垣間見れたので。お客も350人位かな、、元気で面白いパーティーでした。あとは、スタートしてから4〜5年間、ずっとオープンから3〜4時間DJしてたのが良き思い出であり、自分のDJ人生の良き経験になりました。

Miyabi

Miyabi

-先ほど、質問したコンセプトやパーティーの感じは7年もあると変化していくこともあると思うのですが、フェノマナはどういう風に変わってきたと思いますか?

S: 何も変わってません(笑)

M: 僕もそう思います。何も変わってません(笑) だから、長く続けられるのかも。

-シンさんにとってはヨーロッパツアーを終えてのフェノマナですね。 ブログでも拝見しましたが、火山の影響でのフライト問題など大変でしたね。 ヨーロッパのお客さんは音楽を聞きにくるというよりも、お酒だったり、会話だったり、音楽以外のものを楽しんでいる割合が多いという話をよく聞きます。 ヨーロッパでも国や店によって違うと思うんですが、いかがでした? その他、印象に残ったことなどあれば、そちらも教えてください。

S: 今回のヨーロッパツアーはばっちり1ヶ月で無茶苦茶長くて、辛かったですよ(笑) ま、僕はよく言ってるのですが水っ気の少ないパーティーが成立するのは、どちらかというと日本とドイツぐらいしかないんですよ。後はどうしてもナンパだったり、泥酔だったり、よりもっとセクシーな(笑) 人間模様がどこにでもある。特にそっちの方が多いぐらい。逆にアジアで日本以外の国で一晩中ミニマルで成立する国があるのであれば教えて欲しいぐらい。そういう意味では日本は本当に特殊だと思います。印象に残った事は…個人的な事なのですが、ロンドンでクラブやダンスミュージックに触れてDJになる決意をしたんですが、DJ18年目にして、ずっと夢見てたロンドンでDJできたのが本当に嬉しかったです。あと、マルタの人達が凄く良くしてくれて、一生の友達だと思うぐらい仲良くなりました。彼等と別れる時凄く悲しかったですもん(笑)

-ミヤビさんはマルタ島でのパーティーに遊びにいったんですよね。 遊ぶ側としてのマルタはどうでしたか?

M: マルタの人は、皆、常に笑顔!そして、何より音楽が大好きで大好きで、、、その情熱がそのままパーティーに反映されてて、改めて大切な事を気付かされた気がします。あとはビールばかり飲んでたので記憶が曖昧です。。(笑)

-今回のフェノマナはサトシフミさんが出演ですね。フェノマナならではの人選だと思いました。ここのところ、[PLUS RECORDS]のリリースに関連した出演陣が多かったですけど、フミさんに出演してもらうことになったのはどういう感じだったんでしょうか?

S: 外国のレーベルってリリースの度にフィードバックを求められたり、もらったフィードバックをプロモーションに使ったりするのですが、送られてくる殆どのレーベルのプロモのフィードバックにFumiさんの名前があったんですよ。逆にFumiさんしかないぐらい(笑) で、そこから凄く気になり始めてFacebookでメールをやりとりするようになり、プロモを送り合うようになり…で、送っていただくトラックが激しぶで…また、お互い日本人として支え、支えてくださるので、ぜひ一緒にDJしたいなと思い、声をかけさせていただきました。念願です。

 

 

 

PHENOMANA flyer

Flyer Design: Naoki Koizumi [ADDACT]

 

 

-『ASIA TONE』と題してコンピレーションをリリースしましたよね。 日本人の新たな人たちの楽曲が収録されていて、とても聞きごたえがありました。今回からレジデントとなるイオリくんの曲も収録されていますが、 彼とはどういう経緯で知り合い、リリース、レジデントに至ったんでしょうか?

S: Miyabiの紹介ですね。何か可愛い奴で(笑) 一緒に宇都宮でやってるPlus宇都宮にも一緒に遊びに来て、そこでいろいろと話して若いのにしっかりしてるな〜と。俺も21,2の頃こんな感じだったな〜と。しかも月15本ぐらい東京でDJしてて、単純に凄い奴だなと(笑) 考えとか聞いても凄く芯が通ってて、上辺だけじゃなく本気でDJで食ってく奴なんだなと感じました。

-7周年のフェノマナの見どころ(聞きどころ)を教えてください。

S: 頭から最後まで一晩通しての構成の中でがっちり遊んで欲しいです。DJが多くても、個々別々な感じじゃなくて、一晩をうまく繋いでくれるDJを7周年に選んだので、頭からケツまで途中抜けナシで(笑)

M: ドロドロになるまで楽しんでください。その先にはきっとなにかを感じるはず。そんなパーティーです。

-8年目のフェノマナはどのようになっていくのでしょうか?

S: あまり変わらないと思いますが、こういう自由に気軽に遊べるパーティーがずっと続いて欲しいと思いますし、頑張ります。僕の唯一の肩の力を抜いて、息抜きができて自由にできるパーティーなので(笑)

M: 何も変わりません。常に自由に気軽に遊べるパーティーであり続けたい、そして、いつも遊び来てくれる常連さんに感謝!そこが重要だと思います。

-最後に、音楽でも音楽以外でもここ最近の トップ5を教えてください。

Shin Nishimura
1. ずっと夢であったロンドンでDJした
2. 東京を離れ田舎暮らしを始めた
3. マルタ島の呼んでくれたクルーがめちゃちゃ良い奴等で友達がたくさん増えた
4. Vestax VCM600
5. Acid House

MIYABI
1. タイの離島
2. マルタ島が素晴らしかった
3. イェーガーマイスターの仕事でドイツへ行って、ベルリンの夜遊びを満喫した
4. combineとの合同企画パーティー『LOST』の成功→次回は7/25 (Sun) @ 一色海岸 Café do rope
5. Baby Ford、Kalabrese

-ありがとうございました!

 


 

2010.07.17 Sat “PHENOMANA -7th Anniversary-”の詳細へ

|